2017年, 12月
ぎっくり腰…?
お昼の休憩時間前、電話が鳴った。
「またセールスかな・・。」
特に最近多くなって、むげに断れないし電話の担当者は大変です。
「先生!ぎっくり腰の患者さんですが、午後良いですか?」
「では3時に来て貰いなさい。」
そんなやり取りで、3時に来院された患者さんは、直立不動!
「大丈夫ですか?」
当然ありきたりの挨拶で、痛みで我慢しているのが
ありありという表情でしたが、それでもその患者さんは
「はい、何とか・・・。」
とりあえず問診から伸展障害と見ましたが、仰向けで治療しようと
促したら、顔をしかめるような表情があり
「あ、そのまま座っていて下さい。」
と言い直した。
治療していく中で、全く痛みの変化がみられない。
あれ、何が原因だろう・・・?という闘いが続きました。
最終的には、なんと広背筋という結果でしたが、
「何か無理に捻りましたね?」
という問いかけに、
「はい、重い物を持って捻りました。」
痛みには、そして症状には必ず原因があります。
身体の痛みにはそれを教えてくれるヒントが隠されています。
治療家の皆さんは、患者さんの痛みに耳をしっかり傾けて、
治療をしてみて下さい。