2016年, 9月

腰が痛いっ!でもその原因は・・・?

 

今日は、「痛み」というものの難しさについて書いてみます。

 

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※菜食生活は、健康の原点です。病気にも負けませんよ・・。

 

ある日、70歳を超えているようお爺さんが、娘さんに連れられて

やっとの思いで来院されたような感じです。

 

・「どうしましたか?」

「最近、ものすごい痛みが腰に出て、動けないぐらい何だ。」

・「どうすると痛いですか?」

「動くときに痛みが出るなあ・・。」となぜこんなに痛いんだと

いう顔で、頭をかしげている。

 

まあ、たいした痛みじゃないだろうと甘く見ていました。

・「これでどうですか?」と動かそうとすると、

「うあ~っ」と悲鳴のような声を出して痛がるのです。

・「ではこうするとどうかな?」

「う、あ~ちょっと楽かな・・。」

 

中々力が抜けない様子なので、少しアイシングをしてみようと

1時間ぐらいですが、やってみました。(通常は30分です。)

 

・「少し動かしてみますよ・・。」

「あ~、少し動かせるなあ・・。」

・「ここはまだ痛いですか?」

「押してもそれほどじゃないけど、奥がズ~ンとな。」

 

とりあえず今日はここまでにしまして、

「少し歩くのが楽だなあ。」

・「まだ、原因がはっきりしていないので無理しないで下さい。」

そう言いながら、娘さんに明後日の予約をとって頂いて、

来院して貰いました。

 

来院の時のお父さんの様子は、改善の様子はなく、顔をしかめて

入り口のドアを開けながらやっとの思いで入ってこられました。

 

・「あれ、今日もきつそうですね・・。」

「昨日は朝起きたら痛くて痛くてもうどうにも何ね~んだよ。」

 

ベットに座る時にも辛そうだし、とりあえず通常の触診から始めた

のですが、前回の所と違ってもっと上部に痛みが移っている。

 

おかしいな?なんでだろう?

今回もいくらかの変化があるかなと、あの手この手の腰椎調整と

腰神経の変化を見ながら施術を繰り返しやってみた。

 

痛みがほんの少ししか変化がない。

痛みの大元がどこかはっきりしない。

病院嫌いで、検査をしていない。

 

このことから、まず原因を追及するためにも、レントゲンやMRI

を見ることが先決だなという結論から、

「次回には大元を治療しますので、今の症状を検査だけでも

やって貰って下さい。」と、やんわりと娘さんとお父さんに

心配しないような笑顔で話した。

 

痛みがほんの少ししか変化がない。

痛みの大元がどこかはっきりしない。

病院嫌いで、検査をしていない。

 

この3項目は、単純な症状ではないことを教えてくれているのです。

そうです。ガンという病気です。

 

案の定、最悪な正解の電話が予約日に来たのです。

娘さんから、

「原因は、末期の大腸ガンで、腰の骨に転移し溶けていたようです。」

「すぐ入院ということになりまして・・。」

 

読みがあったことは正解でしたが、最悪な結論となってしまいました。

 

その後のことは何も分かりませんが、大いに医者通いの患者さんも、

褒められたものではないのですが、嫌いすぎもだめです。

 

体調を崩したら、食生活や仕事の激務も変えるようにして、

是非正面から病気と向き合ってほしいと思います。

 

たんとん  ♪

頭痛が治らない、頭痛はなんで起こるの?

 

今日は前回に書きました、利き腕利き足の続きになります。

前回は、利き腕のことを書きましたが、今日は利き足のことを

書いてみます。

 

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※この女の子は、どちらの脚が長いでしょうか・・?答えは ↓。

 

利き足というのは、普通右利きなら右の脚でボールを蹴るのが

得意ということになりますが、そうすると軸足が左ということ

になります。

 

軸足は、体重が乗ったままにされやすいのですが、その状態

が続くと、骨盤が前方にくるとまでは書きました。

 

でもそうなると何が身体を歪めるのかというと、骨盤の形を

みると、股関節のところが身体の中心より、後ろに重心が

かかるような造りになっています。

 

そのために、軸足にして立っていることが習慣としてまたは

生活の中で大いにある方は、その癖が身体に記憶として残って

しまいます。

 

となると、骨盤が前方に歪んだままになって、脚の長さが逆に

長くなって躓くようになってきます。

 

「なんか最近転ぶなあ・・?」とか、

「こんな平らな所で躓くとは・・、年かな・・。」なんて、

思うときがある場合は、もうすでに骨盤が歪んで脚の長さも

違って来ている証拠です。

 

そうすると、今度は右の脚の方が反動で骨盤が後ろに歪む

ようになって補う形になりますから、脚が今度は短くなる

ように変位してきます。

 

こうなると、背骨はその骨盤の間にある、仙骨に乗って

垂直になっているはずなのに、左右の骨盤の歪みで、

仙骨が、後ろから見て右側が下がるようになり、その上に

背骨が乗っていますから、右に傾いて腰椎が乗ることに

なるわけです。

 

そのままで歩いたりは出来ないので、今度はその上の胸椎

と仲良く、左の方に矯正するように傾いて、更にまた胸椎の

上部で右に傾き最後には、「後頭環軸関節」でバランスを

とるように左に傾けて生活しているということなんです。

 

「後頭環軸関節」いうのは、後頭骨と頸椎の1番2番の

関節で、そこに歪みが起こると、頭痛・めまい・神経衰弱・

不眠症・頭部への血流というように頭部内と目・耳・顔面

にも影響が出てきます。

 

起きているときのことを書きましたが、もっと怖いのは

私たちは、自分で寝ている姿を見た人はいませんね。

 

「左の軸足と、同じことが起こる原因」について書きますと、

寝方なんです。それも横寝です。

 

それを教えてあげようと、「左を横にして寝ていますよ。」

なんて言うと、当の本人は、全く記憶にない。

 

ですから、横になんか「寝ていません!」というふうに

怒られるわけです。

 

睡眠は、健康の要ともいえます。ちょっと気をつけて寝る

ようにしてみて下さい。

たんとん  ♪

 

頭痛が治らないので、何とかならないかなと・・。

 

頭痛の患者さんは多いですね。

めまいの患者さんも多いですがそれ以上ですね。

 

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※身体が柔らかい方は、羨ましいですね・・。真似はしないでね・・。

 

当然ながら、医師の診察や検査もしっかりやって、

薬も飲んではいても治らないということで、こういう自費の高い

料金の治療院まで見えられるわけですからね。

 

まあ、私もそんな感じでしたが・・。

藁をも掴む気持ちになるのですよね・・、必死ですから・・。

 

いつもの話で、「原因のない症状はない!」というしつこい

ぐらいにまで言い続けている私ですが、でも実際治療を続けて

みると、必ず原因が見つかります。

 

何の意味もなく、痛みやしびれ、その他の症状についても出る

ということはなく脳は自分がコントロールしている身体の全て

の異常を察知し、警告を出してくれているということなんです。

 

ところが、特に内蔵の異常は外から見えませんから大変です。

 

脊椎(背骨)の歪みによって、交感神経が異常を起こし、

副交感神経の働きを妨げるということになると、内臓は働け

なくなり、胃や腸だけではなく、心臓はじめ全ての内臓に

影響が出てきます。

 

ですから、「なんか変だなあ・・。」と感じた時は、

すぐ薬という風に走らないで、身体の歪みを調整して貰う

ということも、少しは考えてみて下さい。

 

脳は、薬が嫌いなんです。

このことも、覚えておいて下さい。

 

嫌いなものが体内に入ってくると、脳が拒絶反応を出して

いち早く排泄しようとします。

 

それでも体内に、20~30%ぐらいは残ることになるので

脳はストレスを感じ、交感神経を興奮させますから、身体も

冷えてきますし、代謝も悪くなります。

 

そうすると、「眠れない・・。」「夜中に何回も起きる。」

「トイレが近くなる。」「更年期かな・・?」なんてことに

なって、ますます悩むことになってくるのです。

 

人間は、2本の足で立っています。

また、利き腕利き足というように、両方が平等に使える人は

あまりいません。

 

皆さんも思い当たることがあると思いますが、右手を使う人

つまり右利きの人は、何かを持つときに左手に持たせて右手

を動かせるようにします。

 

そうすると、動かす右手は、筋肉が動きますから代謝が良く

筋肉自体も太くなります。

 

ところが、持たされた左手は、じっと耐えたままなので、

血流が悪くなり、肩こりや首こり、背中の張りにも悩まされる

原因にもなります。

 

これは足も同じで、軸足になる方はいつも体重をかけられ、

その影響で骨盤が前に変異を起こし、脚が長くなって

しまうのです。   (次回に続きます。)

たんとん  ♪

 

 

 

パーキンソンで治療中ですが・・。

 

「身体をほぐして貰いたいのですが・・。」

隣に付き添いでおられたご婦人が、丁寧な言葉で話されている。

 

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※玄米菜食で健康を取り戻そう!ガン予防に玄米を・・!

 

スタッフが「大丈夫かな・・?」という感じで、問診を始めよう

としているのですが、ご主人の無表情の風貌に一歩引くように

対応している。

 

私が口を挟むように、

・「奥様に、問診票を書いていただけますか?」

と受付にあるペンと一緒に差し出して、

・「ご主人さんは、どうなされたんですか?」と尋ねると、

「パーキンソンなんですが、身体が辛いというので・・。」

 

パーキンソンの症状は、まず身体の「振戦(ふるえ)」が感じられます。

「振戦」だけで判断はできませんが、大切な診断指標の一つです。

 

次には、「表情」がなくなります。

そして一番危険なのが、「突進歩行」です。その前に「すくみ足」

という、歩き出しの一歩が出にくくなって、すくむような行動に

なります。

 

そして、歩き出すと、そのまま止まらなくなって壁や柱、

ガードレール等に、激突して身体を止めるということになり、

転倒して顔面を強打することも多くみられます。

 

脳の中央部に黒脳という部分があって、そこから出るドーパミン

という神経伝達物質が不足してくるという病気です。

 

付き添いの奥様に、堅くなった筋肉を、弱めに解すようにして

施術をしてみます、と説明してスタッフが対応しました。

 

週一ぐらいで通われていたのですが、状態は悪くはなっていない

という感じだけで、改善とかもなく表情も同じで、とりあえずの

時間つぶしのようになっていました。

 

それを見かねたスタッフが、奥様に頭蓋リズムの話をしてあげて

頭蓋リズムがあるかないかだけでも、無料だから受けてみられたら

と説明したら、ご主人も納得されたので、私が担当して色々検査も

やってみました。

 

パーキンソンの病気になる方は、まずまじめで几帳面ということ

が言われていますが、まさに聞いてみるとそうだということです。

 

でも相当進んでいるようだったので、とにかく触診してみました。

 

やはり、頭蓋リズムは静止しているし、首は筋肉が拘縮を起こし

ほとんど動かしていない状態ですから、施術用ベットに仰向けに

なるにもやっとの状態でした。

 

うつ伏せでは、口から唾液が止まらずに枕からシーツまで濡れて

しまうので、タオル等で対応が必要でした。

 

頭蓋リズム(CRI)を調整し、1ヶ月ぐらい過ぎたあたりから

少しずつ話をするようになって、着てくる服装も替わってきました。

 

春から夏にかけての頃には、なんとちょっと派手なアロハシャツ

見えたのです。

 

そして、「今度アメリカの娘に会ってくる。」と言ったときには、

スタッフもびっくりの「え~っ!!」という合唱でした。

 

私もおみやげを貰って今でも持っていますが、事情でその治療院

を立ち退かなければならなくなり、近くに探したのですが、店舗が

見つからず、離れることになったのです。

 

風の便りでは、元気にしていたのですが、やはり転倒したりして

入院があったらしいとは耳に入りました。

 

たんとん  ♪

 

 

 

めまいの原因はこれだった・・?

 

今日は「めまい」の症状の患者さんです。

 

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※あの~、うたた寝は気持ちいいですが、ご注意を・・。

 

「めまい」は、当然ながら耳鼻科や脳神経外科等の門をくぐりますが、

数ヶ月や数年続いては「もう現代医学では治らないのかも・・。」

ということで、民間医療に目先を変えて治療を受けるようになります。

 

民間医療は、いろんな治療法があり、他人に聞いた情報を基にしての

判断しかないわけですから、不安が強くあります。

 

まして現代は、インターネットや数多くの広告媒体があり、情報が

氾濫しているぐらいの状態ですからね。

 

さて、40歳ぐらいのお子さんが一人おられる女性ですが、「めまい」

ふらつきで悩んでおられて、頭痛もあるという。

 

問診票を眺めながら、骨盤から検査をしていくがどうも背中が

反っている感じがして、尋ねてみた。

 

・「うつ伏せには寝ますか?」

「いや、うつ伏せには寝たことがありません。息苦しくなるんです。」

・「あ、そうですか。背中を触るとそんな感じがしたので・・。」

 

まあ、返事はだいたいこんな感じになります。

たしかに、寝ていて解る人というのは、寝ていないということですから

解らなくて当たり前ということですが・・。

 

さて、ここでそうですね、と終わってしまっては私の負けということで

原因を特定しなければ、治療も出来ないわけです。

 

・「ではここに仰向けになって、休んでください。」

・「ちょっと首を触りますよ。」

 

どうも触診では、ストレートネックに感じられるので、

・「高い枕を使っていますか?」

「いや、低いのを使っています。」

 

はてはて、どうも行き着く結論が出てこない。

あ、もしかしたら・・。

 

・「その枕は、朝ペタッと凹んでいませんか?」

「え、そういえば何でこんなに凹んでいるのかなと、思ったことが

あります。」

・「そうですか。そうすると、頭を枕に押しつけて寝ているんですよ。」

「え、そんなことしているんですか?」

・「そうなんです。結構めまいの患者さんでは多いのです。」

・「ただ、その癖をとるのは簡単ではないのですよ。」

 

これは本当に大変なんです。寝ているときの癖ですので、直そうとしても

難しいです。

 

中には、旦那さんに、「お前、ブリッジみたいなカッコで寝てたぞ!」

と半分あきれ顔で言われた奥様がいました。

 

まあその方も「絶対うつ伏せでは寝ていないから・・!」と言いきった

方で、やはり身体は正直だなとつくづく思いましたね。

 

その方は、大分時間がかかりましたが、ようやく改善して元気に仕事を

なさっています。中には、すぐ癖が直る方もいますが・・。

 

たんとん  ♪

喘息の原因は、そういうことか・・。

 

今日は、40代の喘息の女性患者さんの話です。

喘息の患者さんは、年間2000人以上亡くなっています。

 

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※喘息の辛さから笑顔へ・・。一度治療を体験してみてください!

 

・「どうされましたか?」

問診票を見ると「喘息」と書いてあるが、まずは流れをつかむために

根掘り葉掘りを始める。

 

「喘息なんです。」

・「何で病院ではなく、うちに来られたんですか?」

「喘息だった友達に聞いて来たんです。」

 

手技で「喘息」が・・?と変だと思われるかもしれませんが、もう

100人近くは治療し改善しています。

 

「喘息」の治療は、頭痛と共にそれほど難しい治療ではありませんし、

効果は、その場ですぐ、「あ、呼吸が楽です!」という言葉が出ます。

 

うちのスタッフにも、関東でも有名な医師から、

「喘息は治りませんから、一生つきあっていく気持ちが大事ですよ。」

と言われ、買い物袋が必要なぐらいの薬を貰ってきていました。

 

そのスタッフは、ほとんどすぐ治りましたね。

 

なぜと思うでしょうが、そのスタッフはすぐ「断薬」を決意したのです。

一度だけ、唐辛子の影響で発作が出たことがありましたが、落ち着かせて

治療をすると自然に喘鳴も治って落ち着いてきます。

 

慌てたり当然しますが、大丈夫ですからまず落ち着くことが大切です。

 

なぜ大人の喘息が怖いかというと、その死という恐怖によって

引き起こされる症状が、気管を更に締め付けるようにしてしまうから

なんです。

 

ですから、どんな症状も慌てず焦らずといった行動が大切になります。

・・・とは簡単に書いていますが、本人にすれば死に関係するような

大変な出来事ですから、「他人に解るかよ!」ということになります。

 

でも、必ず良くなりますから大丈夫です。

 

ただ、どうして喘息になるのか?ということが一番重要なことですが、

その原因を突き止めて、繰り返さないということですね。

 

ではその原因ですが、まず座椅子や壁のようなものに寄りかかって

テレビを見たりすること、本を読んだりすること、これは必ずその

症状を作る原因になります。

 

それは必ずやめるようにしましょう。そして、その他には下向きな

姿勢での作業や、スマホ・本なども喘息症状を作ってしまいます。

 

まずは、これらの姿勢や癖をやめることから、治療の闘いが始まる

ということなんです。ご理解をお願いいたします。

 

たんとん  ♪

 

肩痛の指すような痛みは00が原因・・?

 

40代の男性が自分の腕を抱えるようにして、痛みに必死で耐えている。

 

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※寝違いも、つらい肩・肘の痛みも、み~んな「横寝」ですよ~。

 

 

「どうしました?転んだりしたのですか?」いつもの同じ言葉を、

根掘り葉掘りと繰り返して原因を探る。

 

「いや、何にも思い当たるようなことは・・。」

そうです。だいたいほとんどの方が「何もしていない。」という会話が

出てきてから、ようやく治療が始まるということです。

 

痛みの治療で一番難しいのは、「いつ・どこで・なにを・どうした」

と言う文章の起承転結のような感じで話をしていく、その中でその原因の

ヒントを見つけるという作業が必要なんです。

 

ですから、現代医学のように、症状があるからそれを無くせばいいとか、

電気をかけて様子を見ましょうとか、確かに時間と共に安静にしていれば

落ち着いてきますし、慢性化にしていけば痛みの感覚も鈍くなります。

 

でも、それはいつか爆発して、身体のゆがみと共に元に戻すことが難しく

なるというのはおわかりになると思います。

 

ではどうすれば、「痛みの治療」となるのか?

ということになると思いますが、それはまずその「痛みの原因」を

2人3脚で、奥深いものまで掘り下げて追求するということです。

 

そうすると、根掘り葉掘りの対応になるのですが、真の原因ですから、

それを庇うために身体が歪んだり、その歪みから内臓にまで影響が出ると

いう事もなくなります。

 

つまり、雨漏りが発生したとなると(すみません。いつもこの例を出しますが)

通常は、バケツや洗面器等をおいてしのぎます。

子供の頃は、いつもそうしていましたね。

 

その頃は、藁葺き屋根ですから当然ながらどこから水がしみ込んでいる

のかわかりません。

 

とりあえずは、畳や板の間が濡れずにすみます。

が、いつも繰り返すことになり、さらには屋根が朽ちて大変なことになる

わけです。

 

身体も同じなんです。

 

ではなぜこういう医療になってしまったのかというと、「現代の医学」は

感染症の歴史であり、感染症のために育ってきた医療なんです。

 

先進国となると、下水上水の設備がしっかりしていますから、溜まり水や

流れ水はもうほとんど使ってはいません。

 

現実に、一番身近な「赤痢」も、もうほとんど聞かないし、今は海外から

の感染が僅かに聞くだけです。

 

私が子供の頃は、まだ上水下水も完備されていない頃ですから、よく「赤痢」

は耳に入りましたね。感染した方の家丸ごと消毒をしていましたから。

 

話がそれました。(いつものことですよ。)

ハイそうですが、その肩の痛みの原因は何か?ということですが、

簡単なんです。

 

仕事上もありますが、本当は「横寝」です。「横寝」で、肩や腕にくる

腕神経をいじめて、興奮させるから末端の肩や腕に激痛が走るのです。

 

ただし、昨日今日の障害ではないので、長い月日の積み重ね

引き起こした「痛み」なんです。

その痛みこそ、「早くその神経を治しなさいよ。」という脳が出した

「警告」です。

 

麻酔や痛み止めの常用で止めるのは、雨漏りをバケツで受けるのと

同じですよね。ご理解いただけるとうれしいのですが・・。

 

たんとん  ♪

 

足がイタ~イ!!

 

ご主人に支えられながら「痛~い!」左の大腿部をさすりながら

痛みに耐えるように顔を赤くしながら来院された50代の患者さん。

 

「どうしたの?転んだんですか?」

何にもしていないのに朝起きたら痛くて動けないとのこと。

 

ラジオ体操

※ラジオ体操は、左右のバランスを確認出来るからすばらしいです!

 

顔や身体の動きから、その痛みの強さが解りますが、この患者さん

の痛みは半端じゃないと判断して、問診票から謎解きをする。

 

いつでも、「何かしましたか?」と尋ねて「はい000しました。」

と言う患者さんは皆無という感じですが、それにしても不思議です。

 

詳しく聞いてみると、昨日の朝ぐらいからちょっとした痛みを感じて

いたらしく、今日になって激痛になったということです。

 

今までに、事故歴もなく、転倒もないし気がつくようなことはして

いないのに、こんなに痛みが出るとは何でしょうか?

 

こういう質問が必ずきますが、そのような患者さんの原因は、寝る姿勢

からくる神経障害が原因ということがほとんどです。

 

大腿部の外側ということですから、上殿神経の障害と推定しそれに関わる

筋肉の触診からその診断をしていきます。

 

痛みの大元を探り当てて、それをMP(モニターポイントと名付けました。)

として、足首を持ってゆっくりと動かしていきます。

 

MPは、その原因となる神経の興奮度を筋肉の緊張度で教えてくれますので、

その弛緩度がわかってくるのです。

 

ただ、その痛みが改善しないようであれば、真逆の神経によっての作用

いうこともありますので、主訴の患部のみにとらわれてしまうと、治療が

出来なくなるので、治療家としては特に注意が必要なところですね。

 

診断は、完璧でした。1回の治療でほとんど改善し、痛みもなくなって

患者さんも何をされたのか解らず、キョトンとしながらも喜んでいただ

きました。

 

「何をどうしてくれたのかは解らないけど、痛みが無くなるって凄いですね。」

・「どうしてうちの治療院を知ったのですか?」

「友達です。説明が出来ないからとにかく痛いんなら行ってこい、だけです。」

・「そうですね、私たちでさえ中々簡潔には説明が出来ないですからね・・。」

 

まあ、とにかく痛みがあったら、ほっとかないで治療しましょう!

たんとん  ♪

 

 

ガン患者さんの闘病記

 

「私は、西洋医学の3代医療は受けません。」突然の患者さんから

言われた言葉に「え、・・!?」という感じの衝撃を受けました。

 

子供ワールド

※今の薬・手術の医療ではなく、本当の医療を子供達につなげたい・・。

 

 

その方は、末期のガンで、余命3ヶ月と宣告された胃ガンの患者さん

でした。

 

話を聞いてみると、医師には「丸山ワクチンだけで治療したい。」と

言って、「現代医学を拒否して生活しています。」ということで、

それに、手技医学のような自然医学を受けてみたいという希望でした。

 

まず、私に何が出来るかということですが、自律神経や脊柱の調整

と、食生活の指導をしながら免疫力を上げる方法を実践してもらう

ということしかできません。

 

よく、ガン患者さんなどの痛みの治療をしていると、「神になりたい」

そして助けてあげたいとよく思う時があります。

 

その患者さんは、それから2年を越える生命の強さをみせてくれました。

 

余命3ヶ月という末期ガンとの闘いに真っ向から挑んで、「自分の選択

は間違っていなかったですね。」と、その人生を全うなさいました。

 

私たちの会の主催するDVDでの勉強会や、食生活の改善指導の

勉強にも積極的に参加してくれましたし、これがガンですねと

全身に広がったガンの触診を、自ら手を添えて学ばせて

くれたのです。

 

できれば、その方も食生活を変えて欲しかったと今でも悔しく

思います。(その方は、バターを毎日食べるという食生活と

ストレスのある生活を続けていました。)

 

<ガンは、恐ろしくてつらい、そしていつか死ぬ病気なんだ。>

 

アナウンサーの逸見政孝さんや、相撲の千代の富士さんのガン

との壮絶な闘いをマスコミで報道されると、正直こういう悪の

イメージしか浮かびませんが、「本当は人生の転機を教えてくれて

いる。」ということを、ガンを克服した患者さん達は良く言います。

 

今日から、ガンという病気のイメージを変えてみませんか?

 

ガンは、1日に2~3000個の細胞を作り出していますが、

身体の中の「免疫」は、難なくそれを掃除して身体を守って

いるのです。

 

ただ、体調が悪いときや、ストレスが強くあったり、眠れない

などの睡眠障害が長く続いていたりすると免疫力は下がります。

 

できるだけ、免疫力が下がるような生活や食生活を、基本的な

生活習慣に戻すことをすれば免疫力が上がります。

 

もし、ガンという病気と真剣に闘うとすれば、早寝早起きに

徹し、玄米菜食を励行、そしてストレスと仲良くしていく事

それが最善で最強の治療法といえます。

たんとん  ♪

 

 

 

 

膝が痛くて寝られない・・?

「ケガもしていないしぶつけてもいない。膝が赤く腫れて動かす

ともの凄く痛いだ。痛くて曲げられないのでトイレもつらい。」

 

結構体格のがっしりした男性が奥さんをと一緒に来院された。

 

筋肉男

※筋肉を鍛えても、痛みは同じなんですが・・・。

 

・「どこに痛みがくるのですか?」

「膝だよ、どの辺といっても全部痛いよ!」

・「急に痛くなったのですか?スポーツで捻ったとかはないですか?」

「昔は柔道をやっていたけど、今はやってないし・・。」

・「どこまで曲がりますか?」

「ここまで・・あいたたたっ!本当にいたいんだよ!」

・「はいわかっていますが、症状を確認して。ちょっとお見せ下さい。」

 

膝を確認すると、赤く腫れているし熱っぽく、これは神経障害からくる

症状と直感して、大腿神経の異常と判断した。

 

・「足を布団の上に上げて寝たり、ソファーで肘掛けに上げて寝たり

しますか?」

「いやしたことないよ。」

・「では、足を交差して寝る癖は・・?」

 

そこまで話したときに、奥さんから「この人、膝を重ねて寝るよ。」

とヒントを出してくれた。

 

そうか、それだ。

仰向けで膝を曲げて膝を重ねるようにして寝る癖があるんだ。

寝ているうちに、膝が伸びてきて障害を起こすんだ。

 

それに気づいて、治療しながら説明すると納得してくれて、

その癖をやめるように約束してくれました。

 

痛みには原因がある!

病気にも原因がある!

 

原因があるから治っていくのです。

西洋医学にはない、手技の医療の広まりを望んでいます。

たんとん  ♪

 

 

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