カテゴリー‘セルフケア’
背骨の歪みからの病気って・・?②
背骨の歪みについて、もうちょっと書いてみたいと思います。
横寝は、背骨を曲げると書きました。
※横寝、うたた寝、腕枕・・。悪いのは分かっていても・・。
今日は、オステオパシー医学の一端を書いてみたいと思います。
ですが、ちょっとわかりにくい所があるかもしれません。
その時は、さらっと流していただきたいと思います。
このブログでは、最初のころに書いたオステオパシーですが、
米国医学ですでに発表されてから140年も経っています。
米国の、アンドリュー・テイラー・スティルという
医師によって創られた医学です。
オステオパシーは、西洋医学と東洋医学の合わさったもの
と言えば分りやすいかもしれません。
(かえって分かりにくいですか・・。すみません。)
とにかく、手技で治療をしていくという医学です。
薬の投与は一切認めず、一説では破門にするという厳格な規則
だったといわれています。
今では、オステオパシーの病院もあって、手術後は24時間
経てばすぐ関節の拘縮を防ぐという意味でも、
末梢の関節から治療をしていくという早さで、
退院時にはリハビリが必要ないぐらいまでになっていると
いう事です。
これは理想的ですね。
手術の麻酔が怖いのは、その覚醒時に起こる関節の障害が、
痛みとなって発症してくるからでもあるのです。
それを私達は、ストレインという呼び方で施術していますが、
「ストレスがかかった状態の関節」のように理解してください。
つまり、横寝をしますと肩の高さとウエスト、
それに骨盤と高さが違いますね。
当然、ウエストには骨がありませんから、横に寝ると
ウエストのところが下がってシナル?ようになって曲がります。
この状態を側屈というわけですが、
左を下に横寝をすると右側屈がかかります。
そして、猫のように丸くなっていると、
背骨に右の回旋が起こってきます。
これは生きている人間に起こる、カップリングモーション
という背骨一個一個の独特な動きなんです。
でも寝ているうちに、背中を伸ばしたくなって背中の丸み
を取ると、今度は左回旋が起こるという信じられない
動きをします。
でもこれは、正常な生理的機能なんです。
そして厄介なのは、その動きが背中の3番(T3=胸椎3番)
までで、そこから上がまた違う動きをするのですから悩みますね。
その厄介な3番が心臓に行く神経で、過敏(背骨の捻じれ)が
起こると、不整脈(心臓自体が悪いのではなく、期外収縮と
いわれるものです。)が起こってきますから、呼吸が
しにくくなって、うつ伏せだと辛くなります。
皆さんは、このような体験はありませんか?
私は、前かがみの治療姿勢が多いので、しょっちゅうです。
ですから、自分で治すようにしています。
治し方は、うつ伏せになって、胸椎の3番を触りますと、
強い刺すような痛みがありますから、その痛みが弱くなる
ように頭を動かします。
そのうちに、痛みが柔かくなるので、そのままじっと3分
ぐらいじっとしていてください。それで治療になります。
これからは、いろんな患者さんの症状と、
少しずつでも自分でできる自己治療法を書いていきますが、
ちょっとだけでも楽になればという意味ですから、
完璧には望まないでくださいね。
なぜかというと、私の仕事がなくなりますので・・;。
たんとん ♪
健康を取り戻す「睡眠」の方法とは・・?②
さて昨日は、睡眠について書いてみました。
睡眠には、心地よい環境が大切ですので、いろんな工夫も
必要になるのです。
※仰向けに・・?そりゃ無理だべ・・。
なかには、毎日同じ布団で、下手すれば、万年床のような
状態の方もおられるのでは・・なんて、皆さんはどうですか?
(そんなことはしていませんよ・・!)
はい・・;。
まず、睡眠時にはコップ1~2杯の汗をかくことはご存じだと
思いますが、その汗は肌着や寝間着を通して布団にまで行く
ことになります。
その湿気は、乾燥させなければ、
ドンドン布団に溜まることにもなりますね。
ですから時には、その布団を干すことも必要なのです。
汗の次は、布団の柔らかさです。
まず、敷布団は硬めの高反発のものにしてください。
身体は、日中の作業や仕事で歪が出ていますが、
それを寝ている間に寝返りでゴロゴロしながら矯正しています。
ところが、柔らかい布団では重い骨盤が沈んでしまい、
動きが鈍くなってしまいます。
テレビでも放映されましたが、骨盤が3cm沈むと寝返りで
覚醒が起こってしまうことがわかっています。
ですから、寝返りのたびに目が覚めてしまうということになり、
朝起きても寝た感じがしないということになるのです。
できれば、せんべい布団のような硬い布団を使ってみてください。
間違っても、低反発の布団はやめた方がいいですよ。
次に掛布団ですが、これは羽毛布団のように軽~いものだと
寝返りがしやすいですから、ちょっと正月小遣いで
購入もいいと思います。
また、毛布を使う場合は、羽毛布団の上にかけるようにすると
巻きつくということがなく、羽毛の暖かさを感じられるし、
寝返りを打てるということになります。
次には寝る姿勢です。これは難しいのですが、当然ながら
「仰向けが基本」であり重要です。
なぜ重要かというと、たとえば右を下にして横寝をすると、
まずは頸椎一番の骨に回旋の歪みが出てきますし、
頸椎に左側屈が起こります。
左側屈が起こると頸椎全体に左回旋も起こってきます。
頸椎には、C1~8の8本の神経があって、
頭部から背部までの支配をしており、
特に頭部から頸部にかけての症状が出てきます。
通常は、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴り、顔面麻痺、
顔面のしびれ等の他に、肩凝り、上腕、前腕の痛みやしびれが
出てきます。
そのうえ、胸椎、腰椎にも同じく歪みが出てきますので、
その中でも一番弱い所(以前骨折や捻挫をしている等)
から痛みやしびれの症状が出てくるのです。
予防に勝る治療なしですよ!
たんとん ♪
健康を取り戻す「睡眠」方法とは・・?
皆さんは、気持ちの良い朝を迎えていますか?
睡眠は、健康を取り戻すためには、大切な条件の一つになります。
※もう少し眠らせて・・。昨日は残業で・・、きついっすよ・・。
その睡眠に関わってくるのが、自律神経というものです。
自律神経は、昼型の交感神経と夜型の副交感神経とがきちんと
働いてさえいれば夕方には、副交感神経が働き始めて体温が
上がってきます。それとともに、睡魔も徐々に襲ってきます。
そして、睡眠を始めると、自然に深い眠りのノンレム睡眠に
入っていきます。それからレム睡眠となり、またノンレム睡眠
と繰り返しています。
レム睡眠時は、脳はまだ起きていますが、筋肉の神経(随意神経)
は眠っているので、動くことはできません。
ですから、夢を見たり、金縛りにあったり、ちょっとした物音
でも目が覚めるというレム睡眠状態の時です。
つまり、脳が動いているときなので、この状態の時には神経に
ストレインはかかりません。
この時間はだいたい10~20分ぐらいです。
次にノンレム睡眠ですが、これは深い眠りで脳も身体も
休んでいる状態です。
身体は、支えることだけはやっていますので、筋肉の緊張は
ありますが、あとは仮死状態になって眠っています。
(以前は、筋肉も緩んでいるという事だったのですが
今は、筋肉は緊張状態にはあるという事です。)
この時に出るGHホルモン等で疲れを癒したり、ストレスの
解消をしているのです。
居眠りなどの睡眠も、ノンレム睡眠ということになります。
ただ、これが最大の身体の歪を作る原因なんですね。
ということは、最初に寝た時は身体を壊すようなストレインは
身体に障害を与えてはいない、ということになります。
本当は、二度寝、三度寝、うたた寝が身体の歪を作る原因
というわけですね。
それから睡眠は、覚醒から入りレム睡眠、ノンレム睡眠と
深い眠りに入ってまた戻ってきます。
この時間が、約90分なのです。
この睡眠サイクルで、最初のサイクルで出るのが
「GHホルモン」という成長ホルモンです。
このホルモンが、子供の成長を促して大きく育てる役目を
しているのですね。
では大人は出ないのかというと、そうではなくきちんと
疲労回復をしてくれる役目をしているのです。
このことは特に大切であり、できるなら遅くとも11時前
には寝るという習慣をつけてもらいたいのです。
では、12時過ぎに寝たらどうなるかというと、
成長ホルモンは期待できずに8時間寝てもまだ寝たりない
という感覚になります。
次には、夜中の2時過ぎならばどうなのかというと、
何時間寝ても眠いという感じでしょう。
それに身体には、25時間サイクルの体内時計があります。
通常は、朝日に浴びることによって修正しながら生活をして
いるのですが、それが出来なくなります。
つまり、自律神経をつかさどる視床下部のバランスが乱れて
、朝か昼か夜かわからなるという現象が起こります。
それは、「うつ」や「睡眠障害」の始まりとなり、
辛い睡眠障害を抱えることになるのです。
できれば、昔の人が良く言っていた
「早寝早起き3文の得」を実践してみてください。
必ず、免疫力の向上と症状の改善が約束されるでしょう。
たんとん ♪
身体の痛みはどうして出るのか・・?
昨日まで、私事の体験を書かせて頂き、感謝いたします!
今日は、痛みについてです。
以前、寝る姿勢で痛みや張りが出ることを、書いてみました。
※仰向けになんて・・、寝れるかなぁ・・。
何にもしていないのに、なぜ身体に痛みが出るのか?
それは、身体は神経でコントロールされていることを
書きましたが、もう一度おさらいしてみます。
横寝の姿勢のことを書きました。
そうすると、背骨が歪むことも書きました。
神経は、脳から背骨の中を通って各部位に広がっています。
まず、副交感神経ですが、脳幹(中脳・橋・延髄)から
出ている動眼神経、顔面神経、舌咽神経や迷走神経、
更にお尻の所の仙骨神経(骨盤内臓神経)のような
神経のことで、副交感神経という神経は解剖学的には
存在しません。
では、交感神経のことについても、さらっと書いてみたい
と思います。
睡眠に関わるのが、副交感神経でゆったり神経です。
ところが交感神経は、昼型神経でピリピリと神経が
張り詰めているような神経なんです。
そのピリピリとした緊張が強ければ強いほど、
交感神経が興奮していることなんです。
そうなると、夜もなかなか興奮が治まらなく、
「眠れない・・。」ということになってきます。
ですから、その睡眠障害は、更に交感神経を興奮させることになり、
その神経の作用で、末梢血管を収縮させ血流を悪くさせます。
身体の冷えや、内臓の働きを弱めて、闘争本能のみという状態を
維持します。
となるとどうなるかですが、血流が悪くなるのですから、
川の水と同じに、そこら中にゴミだらけとなって、汚れた川の
ようになってしまいます。
「身体の痛み」という感覚は、脳が感知して分かるのですが、
感知するためにはそのゴミがないと、ここが澱んでいるよとか、
ここが氾濫しそうだよ、とか脳に伝えることが出来ません。
ですから、「身体の痛み」というのは、老廃物のゴミがない限り、
痛みはないといえるのです。
それでは、ゴミをためて交感神経を興奮させなければいい
ということですが、なかなか簡単そうで簡単ではないのです。
交感神経の興奮原因は、まずはストレスです。
寒さ、暑さの環境から、家庭内、仕事場という人間関係と
色々あります。
避けられるものなら避けた方が無難ですが、難しいですね。
難しいですが、自分の姿勢でも予防は出来るのです。
「え、姿勢で・・?」と思われたと思いますが、
そうなんです。
交感神経は、背中の一番の背骨(T1)から、腰の背骨(L2)
まで、14個の背骨の間から出ているのです。
当然、横寝をすると背骨が捻曲げられますので、交感神経も
捻られるようになってしまいます。
そうすると、交感神経に興奮が起こってしまいます。
ですから、出来れば今日から仰向けで寝る工夫を
してみて下さい。きっと、良いことがありますよ・・。
たんとん ♪
男と女の違いとは・・?
今日は、健康の話をさておいて、
「男女の違い」を見てみましょう。
※男には男の事情、女には女のふか~い事情がね・・。
皆さんは、そうではないと思いますが、人間という生き物は、
いつも「夏休みの宿題的な生き方」をしてしまいます。
そのうちそのうちという感じですね。
今日は寒いから、今日は暑いから、今日は雨だから、今日は・・・。
できない理由は、本当に楽に見つけられますし,
楽に楽にという風に流されていきます。
いや、これは当然私のことですが・・。
どうやら人間という生き物は、
天の邪鬼にできているのかもしれません。
さて、男と女という、人間には二つの性がありますが、
性格は全く違いますね。
ではどんな風に違うのかというと、
「ライオンの家族を見ると理解ができるよ。」
と私は言っています。
雄ライオンは、戦いのときと食事の時だけ動きます。
つまり、世間体や社会的なことでは頑張るわけですね。
たとえば、会社内での出世とか社会的地位の意識が強いため、
勝者、敗者にこだわります。
ですが、育児とか家族の中では、今一つ積極性がありません。
雌ライオンはというと真逆で、子を守るとなるとすごい戦いを
するのですね。餌をとるのも雌ですしね。
一般的に人間はというと、男は地図を読めて女は読めない。
では言語野の発達というと、男は成人になった時ぐらいから
衰えてきますが、女は脳の病気にでもならない限り衰えません。
また、白黒をはっきりさせないと駄目なのが男で、
うなずいてくれるだけで、白黒なんであまり気にしないのが
女ということなんです。
どうでしょう、当たっていますか?
また学ぶ科目としては、男は理系で機械が好きで、
女は文系で協和的な生活を好むといわれていますが、
さて、皆さんはどうですか?
ところで、手の指の長さで、「男性脳」か「女性脳」かが
わかるってご存知でしたか?
第二指の人差し指と第四指の薬指ですが、
人差し指が長い人は、「女性脳」で、
薬指が長い人は、「男性脳」ということです。
その差がはっきりしている人ほど強いというわけです。
皆さんのパートナーに、手相を見るふりをして
確認してみてください。
それで納得したら、
あまり出来ないことは望まないようにしましょう。
お互いに、出来ることを補佐しながら
楽しいことを生活の中に見つけましょう!
たんとん ♪
高血糖と低血糖とは・・?
最近の患者さんは、
どんな病気で医療機関に来院されているか、
皆さんはおわかりになりますか?
※甘い誘惑・・。(「生命をつなぐ」第4回は10/16予定です。)
第一位は高血圧症で、797万人です。
次には、歯の疾患で600万人です。
そして次は、237万人の糖尿病で、ガンの151万人と続きます。
すごい数の患者さんですね。
今、私の治療院には、医療関係の方が2割ぐらい
通院されていますが、医師、救急隊の方や看護師の方、
それに介護に従事されている方など、皆さん本当に 身体を
酷使しておられるようです。
患者さんとの対応や緊急処置等は、交感神経も
興奮した生活になってしまいますので、高血圧や歯の疾患、
糖尿病、ガン、脳血管疾患(脳梗塞・脳出血等)、白内障、喘息、
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞等)、統合失調症、
胃潰瘍・十二指腸潰瘍といろいろな病気を引き起こします。
この全ての症状は、自律神経の交感神経亢進症状が
原因になっているのがわかっています。
それに、耳鳴りなどの突破性難聴もそうですし、
身体の冷えやリウマチや全身性エリテマトーデスなどの
膠原病もストレスの積み重なった症状といえるのです。
私たちは、ストレスの感じない生活を望んでも、
たしかに、一切のストレスを排除した生活は出来ないでしょう。
少なからず、ストレスを感じた生活を送ることも必要ですから
その交感神経の興奮を緩和させる方法を、何らかの方法で
実践していくように気を配る必要もあります。
どうしたらよいのでしょうか。
それは、まず第一に食生活の改善です。
ヒポクラテスのあの「食物を薬とせよ。」ということです。
たとえば、海藻類でのカルシウム補充です。
カルシウムといえば、あの骨を思い浮かべますが、
骨の中には99%ものカルシウムが含まれています。
ですから、血液内に不足を起こしても副甲状腺(上皮小体)
というところが骨から摂って血液内に補充します。
ただし、カルシウムを補充をしないままだと、
骨がスカスカとなる骨粗鬆症という病気になってしまいます。
そうなると、当然骨折が多くなってきます。
交感神経の過敏は、低血糖症状が関係していると言われる
ようになりました。
低血糖は、缶ジュースや、お菓子類の多食からインスリンの
出が悪くなって、まず高血糖になってしまいます。
それを、調整するために膵臓からインスリンを補充しますと、
今度は、低血糖になりやすくなります。
その症状は、危険を知らせる症状として、
手指の震え、頻脈、動悸、生欠伸等になって出てきます。
そんな時は、自分でもわかりますので、飴などで
補充すれば治ってきます。
実は、私も昼近くや17時頃になると力が入らなくなったり、
震えが出たりするので、飴をもらってなめます。
以前、血糖値と血圧変動で大変でしたが、玄米菜食を徹底し、
体重を12kgをダイエットして、一ヶ月で正常にしました。
最近になって、糖尿は、砂糖、缶ジュースやお菓子類だけでなく
白米や白パン等でも起こりうることがわかってきました。
皆さんも、玄米菜食ではなくても、甘いものや乳製品を含む
動物性蛋白質は酸性食品でもあるし、減らす必要があるようですね。
たんとん ♪
咳が止まらないという方の方程式は・・?
最近ですが、咳が続いて悩んでる方がみえられます。
まずは、「咳が止まらない方」というと、「喘息」
を思い浮かべられるかと思います。
※あの~、マスクといってもそのマスクじゃなくて・・。
セルフケアについては、以前書きましたが、参考にして下さい。
日本人の喘息患者数を調べてみますと、88.8万人(2012年)
ということですが、症状的には実質800万人ぐらいはいる
ということです。
その中で、毎年2000人以上の方が亡くなっています。
子供の小児喘息は、大人になって行くにつれて改善されていく
のですが、怖いのは大人の喘息です。
私は、今から23年ぐらい前に、ある患者さんの首の痛みを取ろう
と闘っていて、だいぶ楽になったとお帰りになったのです。
3日ぐらいして来院されたときに、
「不思議だね、あれから咳が出なくなったのよ。」
と言われ、「え、喘息だったんですか?」と尋ねたら
「ええ、そうなんですが、この前の治療から出なくなって・・。」
その言葉を聞いてからは、喘息の患者さんを救いたい
という気持ちが強くなり、webでも書いて広めようとしましたが、
残念ながらまったく喘息どころか、咳の患者さんもみえませんでした。
何とか喘息の治療をしてみたい、という気持ちでしたが、
残念ながら期待だけでした。
その後、ある機会があって、病院の一角で治療させて
頂くことになり、そこの院長は呼吸器系の専門なので、
時々患者さんが治療に入ってくれるようになったのです。
それから、24年間で98人を治療しました。
ただ、一人だけステロイドを十数年続けている方で、
食欲不振で動けなくなり通えない、ということで
来院されず、治せませんでした。
とにかく、その悔しさは今でも持っています。
では、喘息はどうして起こるのか?
西洋医学では、アレルギーがほとんどの犯人です。
ハウスダストや食品アレルギーが喘息を起こすことは
言われています。
しかし、それだけではないのでは、という気持ちが強く、
患者さんのカルテを見直して、こういう癖はありましたか?
こういう仕事はしていましたか?
こういう風にしてテレビを見ていませんでしたか?
こういう格好で、うたた寝をしていませんでしたか?
という得意の、根掘り葉掘りで情報を取りました。
そしたら、ほとんどの方が同じ姿勢をしていた
ことがわかり、「これが原因なんだ!」という確信
を得ました。
ですから、今でも喘息の患者さんを問診すると、
そのような答えが出てきます。
その時は、驚きとともに、「やったあ!」という
喜びとともに、これで患者さんを助けられるという
喜びでいっぱいでした。
ですから、喘息は怖いですが、西洋医学的には
不治の病のように言われているけど、大丈夫です。
喘息は、気管から気管支を支配している
頸部の神経を治療すれば、治る確率は高いです。
手技で改善しますから、当然薬はいらなくなります。
喘息は治る!!信じてもらえたらうれしいですね。
たんとん ♪
耳鳴りと肩こりって関係あるの・・?
今日は、耳鳴りと肩凝りを考えてみましょう。
以前から、耳鳴りの症状を訴える方は多いです。
日本人の10人に1人は耳鳴りを訴えているということですが、
原因は何でしょうか?
※交通事故後遺症が多いけど、パソコン・スマホの影響も・・。
耳鳴りには、種類があって、脳の障害や高血圧・低血圧という
原因が特定出来るものもありますが、ほとんどは
原因がわからないものの方が多くあります。
また、耳鳴りの音の違いもありますが、
気にすれば気にするほど悪化することがわかっています。
まずは、危険性のある、①日中でも耳鳴りが聞こえる
②片方の耳から強く聞こえる③めまいや嘔吐がある等
の症状以外は、自律神経失調症、老人性難聴、突発性難聴、
ストレス、睡眠不足、過労、頸椎障害等いろんな原因を
抱えていることが考えられています。
ですから、その原因をいち早く除くことが治療になるのですが、
中々耳鳴りで病院に行く方が少なく、慢性的になってしまい
ウツにまで進んでしまう方もおられます。
「手技医学」では、耳鳴りの原因も頸椎の歪みによるものもある
と考えており、頚神経2番の影響が多く考えられています。
ですから、交通事故の後遺症や転倒事故等の経歴がないかを、
必ず問診時に聞きます。
そのほかの原因は、横寝での側頭骨の圧迫でも
内耳にストレスを与えて耳鳴りが生じると思われるし、
仰向けで寝ていても、顔を真横に向けて寝る癖があると、
胸鎖乳突筋にストレスを与えて、その付着部の乳様突起が
過敏を起こして、耳鳴りを起こすと考えています。
乳様突起は、含気骨(穴が開いている骨)の一つで
音の増幅作用があるといわれていますが、
それが緊張してしまうと「めまい」だけでなく、
「耳鳴り」も起こしてしまうと思われます。
ですから、原因と思われるものを少しずつ減らしてみて、
その経過を見ることが大切です。
どうして肩こりと耳鳴りが関係しているのか・・?
まず普段、横寝をすれば、肩に圧がかかります。そうすると、
肩の周辺の筋肉にストレスがかかり拘縮が起こります。
そして、血流が悪くなり乳酸が溜まりやすくなって、
さらに筋肉の硬縮が起こるという悪循環が続いてしまいます。
肩周辺の筋肉は、首の周りにも付着しているため、
首の回りも硬く緊張が起こり、寝違えと同じ状態が起こって
しまうのです。
ですから、横寝による肩の緊張は、首や後頭部にも緊張を与え
血流を悪くすることにもなりますが、そうなると、頭部という
大切な部位に、十分な血液を送ることが出来ないため、
脳が栄養不足を起こします。
それが続くと、脳の委縮が起こり認知症の予備軍にもなりかねません。
また肩凝りは、気が付かない人も多く、「え、肩が凝っているの?」
という方も少なくありません。
そこで、マッサージ等を受けられるわけですが、その時に、
一つだけご注意を申し上げますと、強く揉んで欲しいという方が
おられますが、これは、あまり良くありません。
強く圧をかけて揉むことは、その皮膚の下にある皮下組織の
毛細血管を潰すことになり、乳酸等の老廃物を排除する
能力を失うことにもなりかねません。
ですから、できればその筋肉を支配している神経の、
興奮を抑える治療を受けてもらうか、柔らかく解すような施術
を受けて頂ければと思います。
ご自分でも、首をゆっくり左右・上下に動かしたり、万歳をしたり、
肩を回したりは出来ますので、長い時間同じ姿勢をしていた時など
肩を動かして、老廃物の蓄積を排除する予防をしましょう。
また、45分に一回ぐらい、目も休めるようにしましょう!
たんとん ♪
めまいという症状の改善法とは・・?
さて、今日は「めまい」という症状を書いてみます。
「めまい」の患者さんは、上尾市から見えられた患者さんが
思い出に残っていますが、その人は15年もの間めまいで悩んで、
お知り合いからの紹介で来院されました。
※頭痛にめまい・・。特にめまいがつらいですね・・。
問診票を眺めながら、得意の根掘り葉掘りで聞きました。
その方はご主人と一緒に来られて、
「もう家からも出られないので・・。」とここ2~3年ぐらい
あまり外へ出れない状態になったという事でした。
ちょっと奥さんの顔を拝見したら、当然元気がなく
目の力も弱く見えました。
あれ?少し斜視があるけど、本人は気づいているのかな?
と思い、やんわりと「「外方斜視」がありますね・・。」
と聞いてみました。
「はい、そうなんです。」と理解はしていましたから、
「そうですか。それも影響あるんですよ。
私も上方斜視があってね、辛さはわかりますよ。」
といろいろ説明を加えたら「え、あそうなんですか。」
と少し納得の顔に代わってきました。
交通事故はなかったのですが、
小さい頃塀によじ登って、落っこちた経験があると
思い出してくれたので、首の触診と肩から背中までの
緊張はないか触診してみました。
前頭骨と頬骨の捻じれはないか、
頭部のCRI(クラニアル・リズム・インパレス)を確認し
静止状態ではないかを検査しました。
まず、首周辺の筋肉に影響する、頚神経を確認し
頸椎(C1~3)を矯正します。
肩までの、周辺筋を調整してから頭部の調整をします。
頭部は、CRIの動きが弱く、前頭骨と頬骨の捻じれもあり
それを調整してみました。
「どうですか?今は揺らぎやふらつきを感じますか?」、
「いや、大丈夫です。」というので、15分ぐらい休ませてから
自宅での自己調整法を教えておかえり頂きました。
ご主人も、「もう離婚も考えていました。」
と家庭内でのストレスを相当抱えているのがわかりました。
それから二週間目の予約の日が来て、あれからどうなったのか
心配でしたが、奥さんの笑顔を見てもう大丈夫と安心しました。
その日は、点検の意味で首を調整して終わりましたが、
「元気になりました。ただ、今度はいろいろ行事で出ていくので・・。」
と、またご主人の悩みが出てきたとのことでした。
このような患者さんが多いですね。
治療は、酷くならないうちに頚部・頭部の調整を受けて
あとは、ご自分で出来ることをやってご自分を守る、
ということが一番の方法です。
ですから、ただ病院や治療家の先生に依存することはやめて、
その症状と共生していくということですね。
ただ、こういう患者さんばかりではなく、もう数十年とか、
若い時から持っているとかで、めまい止めや安定剤、
入眠剤と薬を多く服用して、それが長期になっている方は
正直難しいし、回復に至るまでは厳しいです。
ちょっとは良くなるのですが、また繰り返します。
生活していくうえでの疲労や睡眠不足が蓄積され、
それに輪をかけて「めまい」の恐怖を感じながら生活
していくことは、相当の精神的な負担が重なってきます。
そのような方は、瞬間瞬間の深い睡眠以外は、
身体を緊張させて寝ることが多いので、
枕に頭を押し付けるように寝ていることが多いですね。
それは、無意識にやっているので、本人は首の痛みや
頭痛・めまいを感じたまま、疲れのたまった朝を
迎えているのです。
大後頭神経に圧がかかりっぱなしですから、
神経も怒るのは当たり前ですね。
私のスタッフの中には、
ブリッジ(仰向けで、身体をそるようにして)寝ていて、
ご主人に「お前の寝方は変だよ、頭とお尻で寝ているよ。」
と言われて、初めてその変な寝方に気が付いたそうです。
私も、どうも何か変だなと思い、
「うつ伏せで寝ているからやめなさい。」
と言ってはいたのですが、さすがにブリッジとは
考えが及びませんでした。
とにかく、早めの対応で改善が可能ですから、
病院での診察と手技での治療も視野に入れた
ケアをしていくことが大切ですね。
たんとん ♪
からだを元気にする方法とは・・?
からだを元気にする方法を、何かやっていますか?
※呼吸法も良いですよ。でもラジオ体操がベストかな・・。
それでは、まず「からだの痛み」について考えてみましょう。
痛みは、身体のゆがみや傷害、または感染によって起こります。
当然ですが、皆さんはものすごく嫌います。
当たり前のことですが・・。でも嫌わないでください。
それは、炎症反応といって、身体のゆがみやケガの修復、
感染症なら菌の排泄という、自然治癒力の働きなんです。
ですから、ノロウィルスに感染したりすると、
増殖力と感染力が桁外れに強いので、それに負けない
ように嘔吐・下痢という排泄で闘っているわけです。
では、その時に何をして応援するかということになる
のですが、食事がとれる方は、少量ずつの食事をして
もらうことと、水分補給もできる範囲でしてください。
緊急排泄をしているのですから、下痢止めなどあまり
良くはありません。
酷くなければ、自然に任せましょう。
ケガの痛みは、それも自然治癒力で骨折・脱臼の他、
傷害部位の傷口が大きい場合は縫合等の、
外科的なものになりますが、
それ以外はやはり自然治癒力で治しましょう。
そして、肩凝りや腰痛の場合、生活の中で歪んだ
身体の修復が必要になります。
これは、睡眠時の姿勢や仕事の姿勢、その他、
生活上の習慣といった姿勢を直さないと、繰り返し
起こりまし、それは、年齢とともにだんだん強くなって
骨自体ももろくなってきますので、早めに気を付ける
ことが大切ですね。
たとえば、うつぶせ寝なら、そり腰になりますし、
大好きな横寝なら背骨や肋骨・骨盤が捻じれて、
有名な坐骨神経を怒らせて、
その痛みで苦しめられることになります。
ただ、横寝は、添い寝されて寝るという、
子供の頃からの習慣であり、親になるとまた
子供に添い寝をします。
そして、おばあちゃんになると孫をあやして
添い寝をします。
ですから、添い寝は一生の生活の習慣ということなんですね。
でも、横寝は何としても直さないと背骨のゆがみから、
交感神経の亢進や、随意神経の興奮により神経痛や内臓障害を
引き起こすことにもなります。
それを、させないためにも脳が「歪んでいるよ!」と、
だるさや冷え、痛みとして、教えてくれているのです。
ですから、いろんな症状を嫌わないようにしてください。
逆に、なんか感じたら「あ、身体の調整時期だな」
という風に思ってもらえたらいいですね。
姿勢からの症状としては、昨日の患者さんですが、
右肩から腕・指まで全部しびれているから治してほしい
ということで、「何かしましたか?」という質問したら
別に何もしていませんと話される。
でも、必ず原因があるというのが私の信念で、
根掘り葉掘りを続けるうちに、
「いつも2時間ぐらい右下にしてyoutubeを見ている
のがいけないのですか?」という。
「これは習慣としてやっておられますね。」という言葉に、
「はい・・。」
やはり、原因はあるのです。
当然ながら、原因としては、
交通事故の後遺症が一番多いですが・・。
たんとん ♪